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2014年12月10日水曜日

【頂上決戦】速くて安いネット回線はどこ?(速度 価格 比較)


by ashinari

*2015年4月21日更新版。

速くて安いネット回線はどこ?

私はWiMAXADSL(イー・アクセス)光回線(OCNフレッツ光)、そして格安SIM(OCN モバイル ONE)を使ったことがあります。その使用経験も踏まえて、ネット回線の「速度」「安さ」をテーマに、まとめてみました。


ネット接続の種類

ご存じのように、インターネットに接続するには、次のような種類があります。

・モバイル回線(無線) : 「WiMAX」、「Yモバイル」 など
・ADSL回線(有線) : 「イー・アクセスADSL」 など
・光回線(有線) : 「フレッツ光」、「AUひかり」 など
・格安SIMカード(MVNO)(無線) : 「OCN モバイル ONE」 「ぷららモバイルLTE」など


ADSL回線は、電話線を使い高速なデータ通信を行う技術。光回線は、光ファイバーを利用した高速の有線通信ですね。

モバイル回線も最近は、だいぶ速くなりました。条件によっては光回線よりも速いケースもあるようです。ですが、無線は携帯電話同様、場所によって電波が不安定になることがあります。なので、「つながりやすさ」も加味した体感速度や快適さとしては

光回線>ADSL>モバイル回線

かな、と思います。

格安SIMカード(MVNO)については、月額1,000円くらいでも、スマホやタブレットでインターネットが楽しめます。ですが、一般のモバイル回線(WiMAXや通常のLTE)より速度が遅めです。


モバイル部門 満足度ランキング

価格.comの満足度ランキングは次のとおり。

1位 WiMAX(ビッグローブ):3・33点
2位 WiMAX(UQ WiMAX):3・15点
3位 WiMAX(@nifty):3・11点

*点数は5点満点中。以下同様。

WiMAXは、通信量に関係なく「速度制限がない」ことや、回線速度の速さが魅力。エリアについても人口カバー率が高く、これも満足度が高い要因となっていると思われます。


光ファイバー部門 満足度ランキング

関東・甲信越(戸建て)の場合、次のような順位なっています。

1位 auひかり(@nifty):3・48点
2位 フレッツ光(ぷらら):3・40点
3位 auひかり(au one net):3・36点

関東・甲信越(アパート)の場合は次のとおりです。

1位 auひかり(So-net):3・33点
2位 auひかり(au one net):3・21点
2位 ucom光(ARTERIA):3・21点

この他、地域によって人気の業者もあります。東海地方なら「コミュファ光」、近畿地方なら「eo光」(イオ光)、中国地方なら「MEGA EGG」、四国地方では「Pikara」、九州地方では「BBIQ」(ビビック)といったプロバイダも人気があります。


ADSL部門 満足度ランキング

関東・甲信越のランキングは次のとおりです。

1位 イー・アクセス(とくとくBB):3・29点
2位 イー・アクセス(@nifty):3・19点
3位 Yahoo!BB(SoftBank):3・17点

(参考)
価格.com:プロバイダ満足度ランキング2013


価格比較

ざっくりと月額の通信料金の比較をしますと・・・

「WiMAX」4000~4700円程度。(契約する会社によって幅があります)

光回線は、私の場合ですと、現在アパートでOCNの「フレッツ光」を使っていますが、月額費用は次のとおりです。

〇 「ギガマンション・スマートタイプ(ミニ)」(OCNフレッツ光)

     合計 : 5,800円( WiFi 利用料金を含む)
     (内訳:NTT東日本が 4,450円、OCNが 1,350円)

ADSLは、GMOとくとくBBの場合、次のとおり。

〇 「イー・アクセスADSL 12Mタイプ」(GMOとくとくBB)1,877円

ADSLは かなり格安ですね。


速度比較

私が利用している「ギガマンション・スマートタイプ(ミニ)」(OCNフレッツ光、最大速度 1Gbps)の場合、実測速度は次のとおりでした(測定日時は 12月1日(月)の午後)。

・下り速度 : 456・3 Mbps
・上り速度 : 231・6 Mbps

※ 「Radish Network Speed Testing」で測定。

YouTubeにアップされている動画ですと、以下のようなものがあります。



上記の1本目の動画は、「フレッツ光」(フレッツ 光ネクスト マンション・スーパーハイスピードタイプ 隼)のスピードテストのようすです。この動画では、下り 792・8 Mbps、上り 576・4 Mbpsの速度が出ています(最大速度は1Gbps)。



上記の2本目ADSL(ヤフーBB ADSL 26M)のテスト。この動画ですと、下り 16・4 Mbps、上り 0・9 Mbps

以下の3本目はauひかり一戸建て。「au one net」で、1回目が下り 74・591 Mbps、2回目が下り 67・7 Mbps、上り 18・7 Mbps出ています。

(動画)
auひかり スピードテスト!!

以下の4本目「フレッツ光ネクスト隼」で、有線と無線とで速度比較しています。この動画のケースでは、無線で下り 16・75 Mbps。同じく有線では 67・95 Mbps

(動画)
有線LANと無線LANのインターネット速度の違い



上記の5本目「イーモバイルとワイマックスの速度比較」

東京・新橋ではイーモバイル下り 4・7Mbpsワイマックスは同じく 20 Mbps。渋谷の地下では、イーモバは下り 2・1 Mbpsワイマックスは同じく 21・3 Mbps

※ご存じのようにイーモバイルは、ウィルコムと合併して、Y!mobile(ワイモバイル)になっていますね。

光回線ですと、最近では So-netの「NURO光」も速いという話もよく聞きます。


格安な光回線「光コラボレーション」

NTT東日本とNTT西日本が、「フレッツ光」の光回線などを様々な業者に卸提供するのが「光コラボレーションモデル」(光コラボ)です。

「光コラボ」のおもな特色には、次の3点があります。

・各々が独自ブランドの光回線
・光回線の料金が格安
・多様なセット割

「光コラボ」の参入事業者には、以下のようなところがあります。

・NTTドコモ(ドコモ光)
・OCN(OCN光)
・BIGLOBE(ビッグローブ光)
・U-NEXT(U-NEXT光 コラボレーション)
・So-net(So-net 光 コラボレーション)
・@nifty(@nifty光)
・ソフトバンク(SoftBank 光)


格安SIMカード(MVNO)も格安

格安SIM(MVNO)については、月額料金1,000円未満のものがあり、格安です。「DOCOMOやSIMフリーのスマホ」や「SIMフリーのタブレット」に差せば、格安でインターネット(データ通信)が利用できます。

人気の格安SIMカードとしては、「OCN モバイル ONE」(NTTコミュニケーションズ)や、「IIJmio」「BIGLOBE SIM」「ぷららモバイルLTE」「楽天モバイル」といったものがあります。

たとえば、「ぷららモバイルLTE 定額無制限プラン」の特色は以下のとおりです。

・月額料金は 2,760円(税抜)
・通信速度は最大3Mbps
・通信量の制限なし

「ぷららモバイルLTE」については、次の記事でまとめています。

【無制限ならどっち?】「ぷららモバイルLTE」 vs 「WiMAX」(比較,口コミ・評判)

速度については、先述のとおり、LTEとうたっていても、一般のNTTドコモのLTE回線に比べると遅い傾向があります。

高速通信容量は、たとえばOCNの場合、1,000円未満のコースでは1日 110MBまで。それ以降は速度が 200 kbps に制限されます。110MBですと、動画なら1日55分くらい。なので、サイトやメール、LINEなどのチェックにはいいのですが、長時間の高画質動画視聴には向きません。ですが、安いですので、ネット回線利用料金を節約した人にはおすすめです。

格安SIMは、インターネット(データ通信)のみで、音声通話(電話)がついていないものが多いです。データー通信のみのSIMカードを利用しつつ音声通話もしたい場合、スマホとガラケーの2台持ちにしたり、スマホ・アプリ「050plus」(NTTコミュニケーションズ)などを利用したりするとよいです。


Yモバイルの「Pocket WiFi 305ZT」も好評

Yモバイルの場合、WiFiルーター「Pocket WiFi 305ZT」を契約した人対象に「速度制限なし」(帯域制限なし)というキャンペーンが実施されています。「使い放題」ということで、このキャンペーン、かなり好評です。

ただし、直近3日間で約1GBを超える人については速度制限を行う方向のようです。


速度か料金か

結局、速度を優先するのか、価格を優先するのかで選択肢が違ってきます。

外出先で動画視聴はほとんどしなくて、ネットのライトユーザーといったことであれば、格安SIMが選択肢に加わります。私の場合、外で動画視聴することはほとんどありません。自宅では光回線「フレッツ光」の「WiFi」(無線回線)でスマホが使えます。なので、スマホでの動画視聴やスマホ・アプリの更新などは「WiFi」でやるようにしています。

有線の場合、速度はあまり気にせず、料金の安さを優先するなら、ADSLがかなり魅力的。また、動画をよく視聴するけれども通信料金を節約したいのなら、「スマホもタブレットもノートPCもネット回線はWiMAXのみ」という手もアリです。この利用方法は、そこそこ速くて安いです。

一方、「動画の視聴やソフトのダウンロードをかなりするタイプで速度も大事」という人については、「自宅やオフィスでは光回線外出先では速度制限のないWiMAX」という組み合わせが快適だと思います。


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